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レッド・ツェッペリン 全7バージョンを通して聴いてみた

6月9日にワーナーが開催した「ツェッペリン リマスター爆音試聴会」では都合上残念ながら "I"と "II"だけ聴いて帰ってしまったが、このたび現物を入手したので "III"を集中して聴きこんでみることにした。

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まずコンパニオン・ディスクまで含めて全部で1時間半試聴。よくエイジングされたソニーのハイエンドのヘッドフォーンを使用。
PCを見たりライナーを読むことすら許されないくらい集中力を要求されるが、時間はあっという間に経ってしまう。
「爆音試聴会」の際にも指摘したが、ヒス・ノイズを消しているくせに "Since I've Been Loving You"のギター・アンプのハム音はそのままだったりして、ジミーのこだわりがうかがい知れる。

ところで、ツェッペリンについては、リアル・タイムのアナログを除いても、CDだけで何セットもあるので、この際全部聴きなおして比べてみることにした。

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未だこんな企画は見たことがないが、何で誰もやらないんだろう。まあいいや。


さっそく、80年代に初CD化されたものを聴いてみる。

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正直言って全然悪くはないし、この時代にこれだけのものを作っていたのはさすがだとしか言いようがない。
ただ最新リマスターを聴いた後となっては、やはり全体に何か一枚ラップでくるまれたような感触があるのは仕方ないな。
"Since I've Been Loving You"と"Out On The Tiles"のドラムに集中してみるが、リマスターではオリジナルの定位を忠実に再現していることがわかる。"Since I've Been Loving You"ではドラムが右で、時々クラッシュがセンター、フロアタムがロールのときだけ左。"Out On The Tiles"のドラムはセンターにあって、ロールで左右いっぱいに広がっている。これらは "II"のリマスター、とりわけ "Whole Lotta Love"で明らかに定位を弄っていたのと違う。
しかし定位が同じでも、どうしても楽器の分離に難あり。
それからアコースティックな流れの中で、一瞬音が全て消えてふっとわずかにヒス・ノイズが入る部分が気になってしまう。


次は、90年に初リミックスされたボックス・セット。

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残念ながらベスト盤なのでオリジナルのアルバム全曲を聴くことはできない。
"Tangerine"はイントロの数秒がカットされてしまっている。
音質は既に大幅に改善されており、楽器の分離がよい。 "Since I've Been Loving You"のドラムではスネアとタムの輪郭が際立ってよくなっている。


93年のスタジオ全アルバムの初リミックス・ボックス・セット。

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ようやく全曲がリミックスで聴くことができるようになった。
90年のボックスでは聴くことができなかった"Out On The Tiles"のドラムのロールが気持よい。
しかしまだ"Tangerins"のイントロのヒス・ノイズがどうしても気になる。この処理ができなかったので、90年版ではカットしてしまったのだろうか。


2007年にリリースされたベスト版 "Mothership"でも "Since I've Been Loving You"を聴いてみる。

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あれ、明らかに音がでかくなってるぞ。
念の為、90年版と93年版を改めて聴きなおしてみると、版を重ねるに連れ、少しずつ音圧が上がっていることがわかる。


2008年のSHM-CDと紙ジャケによる、ライブまで含んだボックス・セット。

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"In Through The Out Door"の全5種ジャケットに、オリジナル帯付に魅かれて買ったものだが、実はほとんど開封していなかった。
だってこれだけバージョンがあるんだから仕方ないじゃないか。
"Mothership"の場合と同様に、93年版と比較して音圧が強くなっている。
これはこれで、ちゃんと聴いておけばよかったと反省。


最後に今回のリミックス版を再度通して聴く。
"Since I've Been Loving You"だけでもう何回聴いたかわからない状態だが、楽器の際立ち、音圧のでかさ、まったく文句のつけようがない。
"Immigrant Song"と"Tangerine"のイントロのヒス・ノイズは相変わらず残ったままだが、"Since I've Been Loving You"でのハム音と共に、敢えて残したのか、技術的に無理だったのか、ジミーのみぞ知るところである。
"That's The Way"などでは完全にヒス・ノイズを消去しているので、できないことはないと思うのだが。
なお余談ではあるが、コンパニオン・ディスクの"Since I've Been Loving You"では、ドラムがセンターにあり、ロールのときには"Out On The Tiles"同様に左右いっぱいに広がるのがまた気持ちよい。
とにかく必需品です。


管理人K (久保田直己



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